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ホーム 上へ 日本医師会への質問状(2)

東京ノニ研究所 Dr. Noni

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日本医師会への質問状 その1

日本医師会 殿

  日医ニュースにノニについての説明と警告に等しいニュース(以下「本ニュース」)が平成25420日付で掲載されています
 (http://dl.med.or.jp/dl-med/knkshoku/poster3.pdf

 東京ノニ研究所の会員の方々から、「本ニュース」は信頼に足るものか、ノニジュースを引き続き飲んでも良いでしょうか、のお問合せを頂いています。

 多種類の所謂「健康食品」や「サプリメント」が氾濫し、合成化学物質や有機溶媒抽出による特定物質の多量投与による健康被害に対しての日本医師会の注意喚起は妥当と考えています。

 しかしながら、天然果実であるノニに関する「本ニュース」は、ノニを日常の健康維持・増進や体調管理に愛飲されている方々に誤った情報を提供するものであり、日本の医療や健康増進に責任を有する日本医師会の情報提供方法に如何なものかと疑問を持っています。

 ここに、「本ニュース」に関して東京ノニ研究所の見解を述べさせていただきます。
 日本医師会のご見解を頂き、ノニに関してのニュース内容を訂正するか削除されることを希望致します。

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 1ノニについて

 ノニとはアカネ科、学名Morinda citorifolia, 邦名ヤエヤマアオキというインドネシア(モルッカス諸島、現マルク諸島)を起源とする熱帯常緑植物です。

 ノニの原産国インドネシアではメンクド、ノニ、パチェ、ベンクド、チャンクド、ティバァなど地域によって様々な名称で呼ばれるほど有名な果実です。英名ではIndian mulberryGreat morinda, 中国では海巴戟、台湾では檄樹などと呼ばれています。
 溶岩流地域に多く生息するというのは誤りで、インドネシアでは海浜地域や川辺、標高1000m以下の気温の高い地域に野生あるいは植生されています・

 現インドネシア人が中国南部より移動してきた約6000年前にノニに遭遇し、ノニの有用性を先住民から伝授されたか、発見したものと思われます。
 約3000年前に海洋民族がメラネシアからミクロネシアやポリネシアに移動するに際し、有用植物であるが故にノニを持参し太平洋諸島に伝播されてきたものです。また、貿易船を介して西にも運ばれ、アフリカ東海岸地域まで分布するようになっています。

  インドネシアでは果実や葉は可食され、ほとんどの地域で各家に1本のノニの木を植えて健康や体調不良に随時使用されるほど、有用な日常的に食される植物です。

 ノニの材や根は赤や黄色の染色材として、タール系合成色素一般的になるまで、インドネシアのみならず欧州で利用されていました。

 「本ニュース」はノニ果実が染色材として使用されているかの記載であり、医師会の認識違いであり、消費者に大きな誤解を与えます。訂正が必要です。

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付記:

熱帯薬用植物要覧、熱帯植物研究会、(株)養賢堂によりますと下記のように記載されています。

抜粋「ヤエヤマアオキは、アカネ科植物でインドネシア・モルッカス原産。
果は酸渋味、可食。若葉も可食、苦味。材、根から黄色染料。樹皮はジャワで蝋染(Batik)原料」

ノニ染色材については、以下を参照して下さい。

ノニの根による染色

ノニの根は、古くからインドネシアで染色剤として使用され、ヨーロッパへ輸出も盛んに行われていました。
現在、ほとんど利用されていませんが、日本の染色愛好家のなかで非常に好評です。
京都の老舗、田中染料さんや各地のグループが使用しています。

アカネ科モリンダ属の根は古くからインドネシアやマレーで染料として使用されてきています。
特に、インドネシアでは、ろうけつ染め芸術バティックで使用されていました。
インドネシアのろうけつ染めの本場、中部ジャワのジョグジャカルタを訪問した折、ノニの染料について訊ねたところ誰も知りませんでした。
石油系合成色素がもっぱら使用されており、残念な思いをしました。

赤、黄のあざやかな色と褪せないことで有名ですが、残念ながら今はほとんど使用されていません。 
この染料の成分は、モリンジンとその水解物であるモリンドンで、ヨーロッパで1790年に実験的に染色を試みたとの記録があります。
19世紀には大量にノニ根がヨーロッパに輸出され、それ専用のプランテーションがジャワ海の島にできていたようです。
一度見に行きたいと思い、インドネシア人にお願いしましたが、全くその事実を知りません。

根を掘り出し、水洗後叩き潰して根皮は取り除きますが、小さな根の場合は皮はそのまま付けておきます。
これを煮出して直接染めることは、少々難しくヨーロッパでは合成色素が主流となったようです。

インドネシア産のノニ根から、2種類の色素を苦心して抽出しました。
アントラキノン系の色素ですから、染色材としては最高のものです。

 

 

 

 

 

 

ノニの根、染色材

   赤色色素   黄色色素


ノニによる染色法

ノニの根を温湯につけ浸出液(酢でpHを酸性に)で誰でも、簡単に染色することができます。
しかし、色が薄くまた色落ちがありますので、媒染剤を使用することをお勧めします。
媒染剤として、次の4種類を用いてお好みの染色をお楽しみください。
天然植物素材で貴方の好みのオンリーワン染色をたのしむことができます。

ミョウバン      :鮮金色の染め上がります、下図の左端
硫酸鉄(FeSO4)     :濃い金色に染め上がります、下図の左から2番目
硫酸銅(CuSO4)     :サビの効いた赤色〜褐色に染まります、下図左から3番目。
アルカリ剤(K2CO3)    :美しい淡い赤色に染まります、下図の最も右。

韓国の染色専門家の評によると、鮮やかな金色は、他の植物色素では染色できないとのことです。

ノニの根でシルクを4色に染め分けました


フランスからの問い合わせ

著明な天然物による染色を研究されているフランスの研究者Dominique Cardon博士も、既に失われているノニの染色を復活願っています。
長崎の活水女子大学某教授を介して東京ノニ研究所宛に問い合わせがあり、インドネシア産のMorinda citrifoliaの乾燥した根をお送りしました。

博士の染色の書籍を改定するにあたり、ノニの染色を追加するとの事です。

ノニの染色に興味をもたれ、記録に残してくれることは非常に喜ばしいことです。

書籍とその紹介

DR. Dominique Cardon

より多くの植物や動物が土地や惑星の海洋における人類の増え続ける圧力によって絶滅の危機に瀕している時に、この本が発見され、現在に至るまで、古代からすべての大陸で使用される着色剤の供給源を記録するために発行しました。

約300の植物や30匹(海洋軟体動物やカイガラムシ)は、その情熱の天然染料のために、比類のない豊かさと繊細さの彼らの色で、染料ソースや染色機の検索では世界中の彼女を撮影した著者によって例示して説明しています。

植物と動物の詳細は、各色素のためのそれぞれのソースと化学構造のために与えられる。
異なる文明で採用染料が示されており、関連する歴史的なレシピと伝統的な染色機により、プロセスを染色の詳細な説明が引用され、現代科学の光の中で説明されています。

このような着色剤の他の現在の用途、医学そして、食品や化粧品の着色にも記載されています。
天然染料は、主に大幅な復活と天然着色料の新たな関心につながっているいくつかの合成着色料の生産と使用に起因する汚染の有害な影響の世界的な意識を高め、合成染料に取って代わられていますが。

持続可能な開発:潜在的な再生可能な資源として、天然染料は、我々の時代の主要な問題と不可分のものである。
本書の目的は、この重要な議論のための科学的背景を提供することです。

 

平成26225
東京ノニ研究所
代表 西垣 敏明
薬剤師、医学博士

参考資料

1 熱帯植物要覧. 熱帯植物研究会編、養賢堂刊

2 五訂食品成分表. 香川芳子監修、女子栄養大学出版部刊

3 Cabe Puyang 1, 2. S. Authored by Mardisiswojo and H. Rajakmangunsudarso

  Published by Balai Pustaka, Indonesia

4 Obat Asli Indonesia. Authored by Dr. S Sastroamidjolo. Published by Dian Rakyat,  Indonesia

5 Medical Herbs Index in Indonesia. PT Eisai Indonesia, Indonesia

6ノニ科学読本、1, 2, 4.東京ノニ研究所刊

7 BA Muller et al. Am J Kidney Dis., 35 (2), 310, 2000

8 G Milonig et al. European J of Gastroenterology & Hepatology, 17(4), 445, 2005

9 V Stadbauer et al. World J of Gastroenterology, 11 (30), 4758, 2005

10 Opinion of the Scientific Committee on Food on Tahitian Noni® juice. Scientific Committee    on Food, EUROPEAN COMMISSION HEALTH & CONSUMER PROTECTION DIRECTORATE-GENERAL.

11肝臓毒性について
 http://www.noni-ken.jp/hepatotoxicity.htm
 http://www.noni-ken.jp/tahitianhetatotoxicity4case.htm

 http://www.noni-ken.jp/toxicityTNJ.htm

12スコポレチン濃度比較
 
http://www.noni-ken.jp/scopoletin.htm

13イリドイド濃度比較
 http://www.noni-ken.jp/iridoids.htm